インフルエンザになって実感した親のありがたさ

子供を看病する親

私は子供の頃、よくインフルエンザに感染していました。2、3年に1回は必ず高熱を出し、その度に親が心配そうな顔で病院に駆け込んでいたのをよく覚えています。

それから時が経ち、県外の大学に進学した私は人生初の一人暮らしをスタート。全て自分で行わなければならない家事こそ面倒くさいものの、毎日が新鮮で、細かな事で親に怒られない生活はまさに最高でした。

一人暮らしのインフルエンザはツラい・・・

そんな一人暮らしで初めて経験する冬。いつも通り大学で講義を受けていると突然体中に異常な寒気が・・・。私は一瞬で状況を理解し、講義が終わると急いで家に帰り、体温計で熱を測りました。結果は38.2度の高熱。一人暮らし1年目にしてインフルエンザになってしまったのです。

病院の検査で陽性反応が出るのは発症後少し経ってからなので、それまでは1人で耐えるしかありません。

まず私は症状が軽いうちにすぐ近くの大型スーパーまで買い物に出かけました。健康体であれば自転車で5分程度なのですが、高熱で頭がフラフラするため自転車に乗るわけもいかず、途中何度も休憩しながら徒歩移動。15分ほどかかってようやく到着しました。

熱を測る女性

闘病に必要な物を購入し、なんとか買い物を終えて家に帰ると、頭痛と倦怠感から立っているのがやっとの状態に。熱も39度台になって身動きもできないので、寝ることが一番だと考えすぐに就寝することにしました。

翌朝目が覚めると症状はさらに悪化。恐ろしいほどの関節痛と倦怠感に加えて熱も40度近くまで上がっていたため、これ以上耐えるのは無理だと判断し、タクシーを呼んで近くの病院に直行。案の定、検査では陽性と判明しなかったのですが、医者が時期や症状などを考えてインフルエンザと独断で判断し、タミフルを処方してもらいました。

その後、この判断が功を奏したのか症状はなんとか抑えられ、5日ほどの静養で完全に回復することができました。

私はこの体験をして、一人暮らしのインフルエンザの怖さを実感するとともに、私の事を考え必死になって看病してくれていた親の姿が脳裏に浮かび上がりました。親のありがたさを再認識し、すぐにでも実家に帰省したくなったことを今でも覚えています。